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P.R.グラント博士夫妻は1973年からガラパゴス諸島のフィンチの研究を始めた。
その後、大ダフネ島では、何世代にも渡る進化の過程が記録された。
大ダフネ島のフィンチは以下の3種類であると分かった。
植物の実や花を食べるガラパゴスフィンチ。
植物のほか、寄生虫も食べるコガラパゴスフィンチ。
サボテンを専門に食べるサボテンフィンチ。
1977年、猛烈な乾燥気候が訪れ、1年半もの間、雨が降らなかった。
そのためにフィンチは3種類とも干ばつで大打撃を受けた。
植物は枯れて、小さな実はなくなり、どのフィンチも大きな固い実を食べるしかなくな
った。
がんじょうなクチバシを持っていないと、植物の実を割ることができない。
そこで、種類に関係なく、強く大きなクチバシを持ったものだけが生き残った。
結局、フィンチの85%が死んでしまった。
生き残った15%は、大きなクチバシを持ったものだけになった。
そのために、子孫は皆、大きなクチバシを持つものばかりになった。
干ばつの試練を経て、大ダフネ島のフィンチには大きなクチバシが備わったのだ。
これは自然選択による進化そのものを目撃したことになる。
(栗田昌裕。050808記)
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